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EDITOR

運営者

編集者の遊矩ゆうくです。この研究都市の数字を集めて、並べて、読み解く仕組みを作っています。表に立つのは研究員の知秋と一葉で、こちらは奥の部屋で数えています。

遊矩は、姉妹サイト Countopia Stats の編集者でもあります。あちらは気楽に数字を楽しむ国、こちらは調べて考える研究都市。二つは同じ人間が、別々の方針で運営しています。

なぜ分けたか

Countopia は、数字で良し悪しを言わず、重い数字を扱わない、という約束で作った国です。展示を眺めて気楽に楽しむには、それでよかった。けれど、閲覧室や読み解きの間が育つにつれて、調べる・考えるにはその約束が窮屈になってきました。背景を読むには、県の財政や人の出入り、ときには犯罪や死因のような数字も、横に並べないと半分しか見えないからです。

そこで、調べて考える部分をまるごと切り離して、この研究都市を建てました。閲覧室の窓口、見くらべの間、読み解きの間、統計の道具は、Countopia からここへ移っています。

この都市の流儀

話す一葉と、指し棒を担いで聞く知秋

良し悪しは言わない。数字が高い県が良い県だ、低い町が遅れた町だ、とは書きません。その判断は、わたしたちがすることではありません。読む人に渡します。

数字から読めることは言う。「Aが高い県は、Bも高い傾向がある」。「Aが上がった年に、制度が変わっている」。数字と公的な事実から読めることは、はっきり書きます。

理由の推測は、知秋理論として言う。数字に書いていない理由を推測するとき、この都市では「知秋理論」という札を付けます。断定しない。確かめる手段を添える。良し悪しや提言につなげない。県民性や気質を理由にしない。この四つを守った推測だけが、札を付けて載ります。一葉が「先生だけのローカル理論ですよね」と釘を刺すのは、そのためです。

出典と限界を、本文と同じ重さで書く。どの表のどのコードから取った数字か、どう計算したか、どこまでしか言えないか。注記に逃がさず、読む人が自分で確かめられるようにします。

重い数字の扱い

犯罪、交通事故、自殺、生活保護、病気ごとの死亡など、Countopia では扱わなかった数字も、この都市では扱います。社会の課題に向き合うには欠かせない数字だからです。

ただし、扱い方を変えます。順位は出しません。全国との比較と、移りかわりだけを置きます。必ず背景の数字(年齢の構成、昼間の人口、所得など)と並べます。県の単位までにして、町ごとには出しません。自殺については、WHO の報道ガイドラインに沿って、手段や場所を強調しない書き方をします。これらのページでは、知秋理論も出しません。数字と注記だけにします。

どう作っているか

数字はすべて、政府統計の総合窓口〈e-Stat〉から機械的に取っています。手で書き写している箇所はありません。月のはじめに全部を取り直すので、統計が新しくなれば、この都市の数字も自動で入れ替わります。ビルドのたびに、表示している数字を e-Stat から取り直して照合しています。

本文に県名や数字を直接書くと、統計が更新されたときに文章のほうが嘘になります。だから、そのつど計算した結果を差し込む形にしています。どの表から取った数字かは、出典一覧にすべて載せています。

間違いを見つけたら

気をつけていても、間違いは出ます。数字の取り違え、単位の誤り、言い過ぎた表現。見つけたときは直しますし、指摘していただければ助かります。連絡の先は利用規約・お問い合わせに置いています。

数字の読み方については講義棟を、案内の二人については案内人をご覧ください。

掲載している数値は正確を期していますが、内容を保証するものではありません。くわしくは「利用規約・免責」をご覧ください。